「ポケモンイラストレーターなぜ高い?」と調べると、驚くような値段の話や、PSA10の取引事例が次々に出てきます。ただ、断片的な情報だけを見てしまうと「希少だから高い」で終わってしまいがちで、なぜここまで差がつくのか、そして現実的にどうやって入手するのかが分かりにくいです。
そこでこの記事では、まず「ポケモンイラストレーター」というカードがどんな位置づけで、なぜ市場に出回りにくいのかという前提から整理します。
そのうえで、ポケモンイラストレーターPSA10のように鑑定評価が付くと、値段が一気に跳ね上がりやすい理由やポケモンイラストレーター入手方法についても解説していきます。
ポケモンイラストレーターは“世界で39枚しかない”と言われるほど希少なカードなんです。
ポケモンイラストレーターは世界一高いカードポケモンカード


ポケモンイラストレーターが世界一高いカードポケモンカードという話は本当です。
米国の格闘家としても知られるローガン ポールさんが、ポケモンイラストレーターのPSA10を約527.5万ドルで入手した事例があり、当時の為替レートによっては日本円でおよそ7億円規模になります。しかもこの取引は、ポケモンカードの高額取引としてギネス世界記録としても扱われています。
高騰の理由は、古いカードだからではなく、条件がそろいすぎているからです。そもそもポケモンイラストレーターは配布枚数が少ないプロモ系で、現存数自体が限られます。そこに第三者鑑定のPSAで最高評価の10が付くと、別物として扱われます。実際にPSAの公開データでも、このカードのPSA10は人口が1鑑定で、PSA9は15鑑定とされています。
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押入れにあったら億万長者だね!
ポケモンイラストレーターの値段はなぜ高い?
ポケモンイラストレーターは、月刊コロコロコミックで行われたポケモンカードゲームのイラスト系コンテスト入賞者にだけ渡された、パック未収録のプロモカードです。
イラストはピカチュウのデザインでも知られる西田敦子さんで、コレクターの中ではピカチュウイラストレーターとして世界的に認知されています。
発行経路が特殊で現存数も限られるため、状態が良い個体ほど市場に出にくく、価格が跳ね上がります。
再販が難しい旧裏仕様と非売品の出どころ
このカードは販売商品ではなく、1997〜1998年にかけての誌上企画で配布されたタイプです。そもそも追加生産で供給を増やす前提がなく、カードの仕様も初期の日本版いわゆる旧裏の時代に属します。
日本では2001年末ごろにデザイン刷新を伴う新シリーズへ移行しており、当時と同じ仕様のカードを同じ形で再供給する現実味が低いことが、高値の土台になります。
39枚級の発行数が作る供給不足
高騰の一番の芯は、供給がほぼ増えないのに需要だけが世界で積み上がる点です。Heritage Auctionsは、このカードが1998年の複数回のコロコロ系イラスト企画で作られたものの、ごく少数しか世に出ていないと説明し、公開オークションで高額落札が起きた事例も示しています。
市場に出る回数が少ないほど、買い手が集中して価格が飛びやすくなります。
出回る枚数が増えないなら、買いたい人が増えるほど高くなるわけです
しかも出品自体がレアだと、競り合いで一気に跳ねますね
ピカチュウ需要が価格を押し上げる
ピカチュウは作品の顔として人気が長期で続き、カードでも関連プロモが注目されやすい存在です。その中でもポケモンイラストレーターは、希少性とストーリー性がセットになった特別枠なので、ピカチュウを集めたい層とレアカード投資目線の層が同時に買いに来ます。
結果として、同じ希少カードでも需要の厚みが出やすく、価格が高止まりしやすい構造になります。
ポケモンイラストレーターの最新買取価格
ポケモンイラストレーターの買取価格は、PSAなどの鑑定グレードと実物状態でほぼ決まります。コロコロコミックのコンテスト景品として配布枚数が極端に少ないカードなので、同じ名称でも状態の差がそのまま金額差になりやすいです。
| 取引日 | PSAグレード | 取引形態 | 取引先または場所 | 価格 USD | 価格 JPY |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021-07-22 | PSA10 | 個人売買 | ドバイ | 5,275,000 | 821,370,250 |
| 2022-02-23 | PSA7 | オークション | Goldin Auctions | 900,000 | 140,139,000 |
| 2022-06-11 | PSA9 | オークション | Heritage Auctions | 840,000 | 130,796,400 |
| 2023-09-14 | PSA7.5 | オークション | Goldin | 241,000 | 37,526,110 |
| 2023-12-21 | PSA9 | オークション | Goldin | 475,000 | 73,962,250 |
| 2024-02-18 | PSA8 | オークション | Goldin | 260,000 | 40,484,600 |
| 2024-06-02 | PSA8 | オークション | Goldin | 250,000 | 38,927,500 |
| 2024-07-15 | PSA7 | オークション | Goldin | 172,001 | 26,782,276 |
| 2025-11-08 | PSA9 | オークション | Heritage Auctions | 625,000 | 97,318,750 |
| 2025-12-06 | PSA8.5 | オークション | Goldin | 500,000 | 77,855,000 |
直近の公表取引では、2025年8月8日にHeritage AuctionsでPSA9が625,000米ドルで落札されています。
さらに2025年12月にはGoldinでPSA8.5が610,000米ドルで売れたと報じられています。相場を円で見るなら、ドル円は日によって動くため、換算は必ず取引日のレートで行います。参考として1ドル=155.71円(2026年1月23日終値)で計算すると、625,000米ドルは約9,700万円前後です。
PSA10が別格なのは分かるけどここまで差が出るのですか
鑑定ケース込みで状態の説明が強くなるほど買い手の不安が減るからです
過去の大きな基準点として、PSA10は2021年7月22日に5,275,000米ドルのプライベートセールが公的にも取り上げられました。一方でPSA7でも2022年2月に900,000米ドルで落札された例があり、グレードが数段違うだけで価格帯が変わります。
ポケモンイラストレーターの入手方法
ポケモンイラストレーターを手に入れる道は、基本的に二次流通での購入しかありません。
具体的には、高額カードを扱うカードショップの店頭や委託販売、そしてオークションやマーケットプレイスでの落札が中心になります。もともとコロコロコミックの企画で配布されたプロモで、公式に配られた枚数が39枚とされるため、そもそも市場に出てくる回数が極端に少ないカードです。
探し方としては、店舗ならハイエンドカードの実績がある店を優先し、入荷連絡や委託の告知を定期的に追うのが近道です。一方で、流通の中心はオークション寄りになりやすく、鑑定済みの個体が出たタイミングで一気に価格が跳ねることもあります。実際にポケモンイラストレーターのPSA10は8億円で取引された事例があり、状態の良さが価格を大きく左右します。
オリパについては、封入の可能性がゼロとは言い切れませんが、ポケモンイラストレーターともなると現実には出会える確率を期待して動くより、二次流通の情報を拾っていくほうが再現性が高いです。
狙うならオークション出品の瞬間に動けるように監視と予算決めが先です
大金持ちしか買えないけど、もしかしたらどっかの家に眠ってるかも…
ポケモンカード最高額取引ランキングTOP10
ここからは、ポケモンカードの取引価格が高い順にTOP10を紹介します。どれも数字だけ見ると現実離れしていますが、配布枚数の少なさや鑑定評価、取引の場がそろうと価格が跳ね上がります。
ランキングを見ながら、なぜそのカードがそこまで高くなるのかも一緒に解説します。
| カード名 日本語 | Card name English | 取引価格 公表額 | 日本円目安 |
|---|---|---|---|
| ポケモンイラストレーター | Pikachu Illustrator | 5,275,000 USD | 約831,445,500円 |
| プレリリース ライチュウ | Prerelease Raichu | 555,000 USD | 約87,479,100円 |
| 初版 リザードン シャドーレス PSA10 | 1999 1st Edition Shadowless Charizard PSA 10 | 550,000 USD | 約86,691,000円 |
| トップサン リザードン 青裏 PSA10 番号なし | Topsun Charizard Blue Back PSA 10 No Number | 493,230 USD | 約77,742,913円 |
| トロフィーピカチュウ No.2 トレーナー | Trophy Pikachu No.2 Trainer | 444,000 USD | 約69,983,280円 |
| 初版 リザードン シャドーレス PSA10 | 1999 1st Edition Shadowless Charizard PSA 10 | 420,000 USD | 約66,200,400円 |
| カメックス プレゼンテーション(バックレス) | Blastoise Presentation Card | 360,000 USD | 約56,743,200円 |
| トロフィーピカチュウ No.3 トレーナー | Trophy Pikachu No.3 Trainer | 300,000 USD | 約47,286,000円 |
| イシハラGX(石原氏サイン) | Ishihara GX (Signed) | 247,230 USD | 約38,968,393円 |
| 親子ガルーラ(ファミリーイベント トロフィー)PSA10 | Kangaskhan Family Event Trophy PSA 10 | 175,000 USD | 約27,583,500円 |
ポケモンイラストレーター


ポケモンイラストレーターが5275000USDという水準まで伸びた一番の理由は、とにかく数が少なく、しかも最高状態がほぼ市場に存在しないからです。公式には1998年のコロコロコミック系のイラスト企画の入賞者向けに配られ、公式配布は39枚とされています。 そもそも市販パックの当たりではないので、出回る入口が最初から細く、買いたい人が同じタイミングで集まると値段が跳ねやすくなります。
加えて、状態差がそのまま別のカード扱いになるのも大きいです。PSAのカードデータでは、最高評価のGEM MT 10は人口1、次点のMINT 9は人口15と示されています。 10がほぼ存在しない前提だと、1段階の差が供給量の差になり、上限の値段が上がりやすくなります。
そして最後に効いたのが、取引の見え方です。ローガン・ポールさんのPSA10は、PSA9の同カードと現金400万USDを組み合わせた取引として公表され、価値が5275000USDで固定されました。 このように誰がどのグレードをいくらで動かしたかが広く共有されると、その金額が相場の物差しになりやすいです。
見るポイントは出所とグレードの数だね
少ない上に10が1枚なら高くなるのも納得です
プレリリース ライチュウ


プレリリース ライチュウが555000 USDまで上がった一番の理由は、古さではなく、本物だと確認できる個体がほぼ存在しないまま噂だけが先行してきたところに、鑑定と公開オークションで決定打が入ったからです。実際にHeritage Auctionsでは、PSAで真正性を認められて封入された唯一の例として出品され、2025年9月19日のオークションで555000 USD(バイヤーズプレミアム込み)で落札されたと発表されています。
このカードが特別なのは、絵柄右下にPrerelease表記がある点で、そもそも正式配布として整備されたプレリリース枠のカードとは出どころが違うところです。Heritage側は、初期の英語版ポケモンカードの準備過程で使われたテスト用のPrereleaseスタンプが、工場工程のミスでベースセットのライチュウに押されたタイプのエラーだと説明しています。もともとJungleのClefableがテスト用に想定されていたのに、別カードに混ざったという背景が、希少性を跳ね上げています。
結局レアってだけじゃなくて本物の証拠が強いのが大事なんですね
そうです、出どころがはっきりしてると安心して高く買える人が増えます
PSA EX-MT 6というグレードでも強いのは、状態より供給の細さが支配しているからです。エラーカードは種類によっては複数出回ることもありますが、プレリリース ライチュウは長年実物が表に出にくく、比較できる過去取引が作りにくいタイプです。結果として、出た瞬間に一点狙いのコレクター同士の競り合いが起き、価格が跳ねやすくなります。
初版 リザードン シャドーレス PSA10


初版 リザードン シャドーレス PSA10が550,000 USDになった一番の理由は、人気が飛び抜けたリザードンに、初期仕様のシャドーレスと最高評価のPSA10が同時にそろい、同条件の代わりがほぼ出てこないからです。Heritage Auctionsでは2025年12月のオークションで、PSAのGem Mint 10個体がバイヤーズプレミアム込み550,000 USDで落札されたと発表されています。
シャドーレスは、カード枠の絵の右側に入る影の表現がない初期の印刷仕様です。鑑定会社CGCも、シャドーレスが1999年英語版Base Setの初期印刷に属するバリエーションで、きれいな状態で残るのが難しい点を説明しています。 さらに初版はシャドーレス仕様と重なるため、初版スタンプがあるかどうかが欲しがる層を分ける決定打になります。
状態面の強さも価格を押し上げます。PSAのCardFactsでは、初版リザードンのGEM MT 10は125枚と示されており、供給の細さが分かります。
125枚しかないPSA10って聞くと一気にレアに見えますね。
うん、欲しい人が多いのに同じ条件が全然出ないのが強いです。
最後に、値段が付いた場所も大きいです。大手オークションで結果が公表されると、うわさではなく実績として残り、市場の目線がそろいます。今回もHeritageが公式に結果を出しているので、高額でも納得されやすい土台ができたと言えます。
トップサン リザードン 青裏 PSA10 番号なし


トップサン リザードンの青裏で番号なしがPSA10だと、同じリザードンでも別格の扱いになりやすく、実際にGoldin Auctionsで493,230USDの落札記録があります。ここまで伸びた決め手は、人気キャラという土台に加えて、初期寄りのバリエーションと最高評価が同時にそろい、代わりが見つからない状態になったためです。
青裏と番号なしってそんなに差が出るのですか
同じ絵でも初期の特徴が重なると別物になりやすいです
トップサンは通常の拡張パックとは違い、ガムに付くおまけとして出回ったシリーズです。パック由来ではない分、当時の保存状態が安定しにくく、きれいな個体が減りやすい前提があります。さらに青裏は初期の刷りとして語られることが多く、番号なしは早い段階の印刷で通し番号が入らない個体があるため、コレクターが最優先で探す条件になりやすいです。
そして価格を最終的に押し上げるのがPSA10です。紙ものは角の潰れや表面のスレが出やすく、青裏かつ番号なしまで条件を絞ると、そもそも候補が少なくなります。実際、PSAのオークション価格ページでは同カードのPSA10の取引が記録され、グレード別の母数も公開されています。買う側の判断基準はシンプルで、青裏と番号なしを写真で確認し、PSAの証明番号で同一個体を照合できるかを見ることです。
トロフィーピカチュウ No.2 トレーナー


トロフィーピカチュウ No.2 トレーナーが444,000 USDになった最大の理由は、配布対象が公式大会の上位入賞者に限られ、最初から市場に出る量がほぼ増えないカードだからです。パックから当てるカードではなく、競技の結果として手渡されるため、欲しい人が増えても供給は追いつきません。さらにオークションで落札額が記録として残ることで、価格の目安が一気に固まりました。
希少性の話でよく出る数字が14枚前後です。これは大会の開催数や年齢区分から逆算して見積もられており、Goldinの説明でもその見方が紹介されています。つまり、欲しい人の数に対して、スタート地点から数が足りない構造です。
ここで重要なのが状態のハードルです。銀色のホイル背景は小さな擦れでも目立ちやすく、きれいな個体が残りにくいとされています。そのためPSA10は別格になりやすく、この444,000 USDの取引もPSA10で、PSA10は2枚しかないという説明が出ています。
同じカードでもPSA10かどうかで世界が変わるんですね
うん きれいなまま残るのがむずかしいカードほど差が出るよ
最後に、公開オークションの強さも見逃せません。取引が表に出ないと相場は広がりにくいですが、Goldinのような場で結果が見えると、買い手も売り手もその数字を基準に話しやすくなります。実際にこの件もバイヤーズプレミアム込みで444,000 USDとして報じられ、記録が相場の土台になりました。判断に迷うなら、PSAのグレードとオークション実績の有無、この2つをまず確認するとブレにくいです。
初版 リザードン シャドーレス PSA10


初版 リザードン シャドーレス PSA10が420,000 USDまで伸びた理由は、人気の強さに対して出回る枚数が少なすぎるからです。とくに価値を押し上げるのは、リザードンという世界的な定番カード、初期仕様のシャドーレス、そして最高評価に近いPSA10が同時にそろう点です。この3つが重なる個体は代わりが効かず、出品のたびに買い手が集まりやすくなります。
シャドーレスは、イラスト枠の右側に影が出ない初期印刷のバリエーションで、同じ初版でも別物として集める人が多い仕様です。集める軸がはっきりしているぶん、狙いは中途半端な状態よりも上位グレードに寄りやすく、需要が上に固まりやすいです。
シャドーレスのPSA10って、見かけないのが普通だよね
そりゃ遊ばれてた時代のカードだし、きれいなまま残らないよ
PSA10は角の欠けや表面のスレ、印刷のズレなどがほとんど無いレベルが求められます。公開情報では、このカードでPSA10は121枚とされており、数の少なさがそのまま価格の土台になります。
また420,000 USDは、2022年3月のPWCC March Premier Auctionでの落札として報じられており、売り手の希望価格ではなく成立した実績です。こうした大きなオークション実績は次の取引の目安になりやすく、同条件の出品が出るたびに相場が高い位置でそろいやすくなります。
カメックス プレゼンテーション(バックレス)


カメックス プレゼンテーションが360,000 USDまで跳ねた最大の理由は、店で普通に買える英語版ポケモンカードではなく、英語展開を始める前の提案用に作られた試作品で、そもそも市場に出る前提のカードではないからです。CGCの説明では、この個体はWizards of the Coastが1998年に英語版の見え方を示す目的で用意したテストプリントで、背面が白いバックレスである点が決定的な特徴です。さらにHeritage Auctionsでは2021年1月14日に360,000 USDで落札されたと明記されています。
値段を支える軸は、供給がほぼ無いことと来歴が強いことのセットです。Heritage側は同種が2枚だけ作られ、もう1枚の所在が不明と説明しており、欲しい人がいても代わりが出てこない条件になります。
バックレスって結局なにがすごいの?
そもそも売るためのカードじゃなくて、見せるために作った証拠になっているのが強いのです
加えて、鑑定が価値の土台になります。この個体はCGC 8.5で、CGCは認定時に背景調査まで行い、ラベルにCommissioned Presentationの注記を付けています。高額帯では、きれいさだけでなく、このカードが何者かを第三者が説明できることが買い手の安心につながります。
トロフィーピカチュウ No.3 トレーナー


トロフィーピカチュウのNo.3 トレーナーが300000USDまで高くなった決め手は、まず手に入る入口が最初から狭いことです。これはパックから出る市販カードではなく、1997年に日本で行われた大会で上位の参加者など限られた人にだけ渡されたトロフィーカードとして扱われています。つまり欲しい人が増えても、市場に出てくる枚数自体が増えません。
次に効いたのが、希少性に上限がある点です。Heritage Auctionsの発表では、この個体はPSAで確認されている同グレード帯の枚数がごく少なく、しかもこれより上のグレードが存在しない状態だと説明されています。上がいないとなると、探しても追い越せないので、欲しい人の目線はPSA8でも現存トップに向きます。
PSA8でも強いのは、トロフィー系が配布当時にコレクション目的で丁寧に保管されにくかったからです。遊ぶカードとして触られたり、管理の環境がバラバラだったりして、綺麗に残る確率が下がります。そのため価値の中心は、完璧な美品かよりも、鑑定で正規品と確認されていて、かつ現存上位にいるかに寄りやすいです。
PSA10じゃないのにそんなに高いんだね
上がいないなら今ある一番上が基準になるよ
最後に、公開オークションで競り合いが起きた事実が価格を固定しました。Heritageでは50件を超える入札の末に300000USDで落札されたと公表されており、資金力のあるコレクター同士の勝負で数字として残りました。こういう実績が付くと、次の売買でも話題より数字が基準になりやすく、相場が作られていきます。
イシハラGX(石原氏サイン)


イシハラGXの石原氏サインが247,230 USDまで跳ねた最大の理由は、最初から市場に出る前提で作られていないうえに、出回る枚数が極端に少ないからです。一般向けの販売や配布ではなく、石原恒和氏の還暦を祝う私的な場で関係者に渡されたカードとされ、そもそも入手できる入口がほぼありません。さらに印刷枚数もはっきり公表されておらず、推定で30〜200枚の範囲と言われるほど不透明な点が、希少性をいっそう強めています。
次に価格を押し上げるのが、直筆サインが生む一点もの感です。同じイシハラGXでもサイン入りは個体ごとに価値が分かれ、欲しい人が同じ1枚に集まりやすくなります。高額帯では状態だけでなく、誰のサインで、いつどんな経路で世に出たかが重視されやすいので、来歴が説明できる個体ほど評価されます。
同じカードでもサイン入りだと別物みたいに扱われる?
そうです。数が少ないところに一点ものが重なると、欲しい人がぶつかりやすいです
そして決定打になりやすいのが、公開オークションで落札額が記録として残ることです。Goldin Auctionsで247,230 USDで落札された事例は、うわさではなく実績として参照され続けます。こうした数字があると次の売買で基準が作られ、同等の条件を満たす個体が出たときに値段がつきやすくなります。
高額かどうかを見分けるなら、判断は2つで十分です。ひとつは配布経路が一般流通ではなく、関係者向けの限定配布だったかどうかです。もうひとつはサインの真贋や来歴が説明でき、落札実績など外から追える記録があるかどうかです。この2点がそろうほど、イシハラGXの石原氏サインは高値になりやすいです。
親子ガルーラ(ファミリーイベント トロフィー)PSA10


親子ガルーラ(ファミリーイベント トロフィー)PSA10が175,000 USDまで上がった一番の理由は、最高グレードに資金が集まりやすい土台がそろっていたからです。Heritage Auctionsは2023年7月の落札結果として、PSAのGEM MT 10が175,000 USDに到達し、このカードの公開オークション記録になったと説明しています。
まずPSA10は、同じカードでも別商品として扱われやすいラインです。PSAのオークション価格データでも、PSA10の表示価格帯が大きく、さらにPSA10の枚数は12枚で上位グレードは存在しないと読めます。つまり買い手が増えても、最高評価の在庫は簡単に増えません。
次に供給側の弱さです。このカードは市販パックではなく、1998年の親子で組む大会で一定の勝利条件を満たしたチームに授与されたとされます。配布ルートが最初から限定されているため、人気が出ても市場に新しく流れにくいのが前提になります。
最後にストーリーの強さが背中を押します。親子大会という企画の文脈がカードの存在理由と直結していて、単なるレアではなく来歴ごと持ちたい層に刺さります。しかもその来歴が大手オークションの説明と金額で可視化されると、希少性が数字で伝わりやすくなり、175,000 USDの水準まで一気に届きやすくなります。
ポケモンイラストレーターはなぜ高い?よくある質問
ポケモンイラストレーターが高い理由まとめ
ポケモンイラストレーターが別格で高いのは、そもそも配布で数が増えにくいカードで、世界中にピカチュウの需要があり、さらに鑑定で状態が見えると評価が一気に変わるからです。実際に高額で動いた取引が記録として残っている点も、相場の信頼感を押し上げます。
次につなげるなら、どんなカードを見ればいいの?
非売品とかサイン入りみたいに、数が増えない限定品♪
コレクター目線で次を探すなら、見るポイントは2つで十分です。
まず供給が増えにくい仕組みがあるかです。非売品、限定配布、トロフィー、サイン入り、エラー系などはここに当てはまりやすいです。もう一つは、出どころと状態が外から確認できるかです。来歴が説明できて、鑑定の上位グレードが少ないほど、買い手が安心して集まりやすくなります。














