PSA鑑定は、トレカの状態を第三者が評価し、専用ケースに封入してくれるサービスです。評価が付くことで「このカードはこの状態です」と説明しやすくなり、コレクション用途はもちろん、売買の場面でも話が早くなることがあります。
さらに、状態が良いカードほど「未鑑定のまま出すより、鑑定済みとして出したほうが買い手が安心しやすい」場面が増えます。とくにPSAは世界的に知名度があるため、条件がそろえばPSA10が付くことで価格が大きく動くケースもあります。手元のカードが“ただの美品”から、“状態が証明された商品”に変わる──ここがPSA鑑定の一番わかりやすい魅力です。
とはいえ、鑑定に出せば必ず得をするわけではありません。鑑定料金や送料などのコスト、返送までの待ち時間、鑑定中に相場が動く可能性、配送・取り扱いのリスクなど、事前に知っておきたいポイントもいくつかあります。
PSA鑑定って、結局「出したほうがいい人」と「やめたほうがいい人」っているの?
この記事では、PSA鑑定のメリット・デメリットを整理したうえで、1枚だけ出す場合の費用感の考え方、納期が長引くときに起こりやすいこと、そしてカードがなかなか戻らないときの確認手順まで、誤解が出ないように丁寧にまとめていきます。
PSA鑑定の基本は「真贋チェック」と「状態評価(グレーディング)」
PSA鑑定とは、トレーディングカードを第三者機関が確認し、本物かどうか(真贋)と、カードコンディションを数値(グレード)で示す仕組みです。グレードは基本的に1〜10の10段階で、数字が大きいほど状態が良いとされます。
「キレイ」って感覚の話になりがちだから、共通の“ものさし”があるのは分かりやすいですね。
PSAが見ているポイントは「角・縁・表面・センタリング」
PSAの評価は、単にキズの有無だけで決まるものではなく、複数要素の総合判定です。公式の基準説明では、グレードごとに「角(四隅)」「印刷や表面状態」「光沢」「汚れ・シミ」などの観点が触れられており、さらに上位グレードでは**センタリング(印刷位置のバランス)**の条件も示されています。
センタリング(印刷の偏り)は上位ほど条件が明記されやすい
PSAの基準ページでは、PSA10〜PSA7あたりで「表面◯/◯以上、裏面◯/◯以上」といった形でセンタリングの目安が書かれています。
ただし、実物の見え方や個体差もあるため、“この比率なら必ずこのグレード”と機械的に決まるとは限らない点は押さえておくと誤解が減ります(最終的には総合評価のため)。
印刷上のムラや微細な欠点が「ゼロ」とは限らない
PSA10の説明でも、カード全体の見栄えを損なわない範囲でごくわずかな印刷上の不完全さが許容される場合があることが記載されています。
つまり「完璧=完全無欠点」と思い込みすぎないほうが安全です。
PSAグレード早見表(公式基準を要点整理)
ここでは、PSA Japanが公開している「グレーディング基準」の内容をベースに、まとめました。
| PSAグレード | 呼称(公式表記) | 状態イメージ(要点) | センタリング目安 |
|---|---|---|---|
| 10 | Gem Mint | 実質的に完璧に近い。角が非常にシャープ、光沢良好、汚れやシミは不可(軽微な印刷ムラは場合により許容) | 表:およそ 55/45 以上/裏:75/25 以上 |
| 9 | Mint | 非常に優れた状態。裏面のごくわずかな汚れ・シミ、印刷の軽微な欠点などが“1つ程度”見られることがある | 表:60/40 以上/裏:90/10 以上 |
| 8 | NM-MT | 一見9に近いが、軽い汚れ・シミ、角のわずかな擦れ、目立たない印刷欠点などが見られることがある | 表:65/35 以上/裏:90/10 以上 |
| 7 | Near Mint | 表面にごく軽い摩耗が見える場合。複数の角に軽い擦れ、ピントのわずかな甘さ等があり得る。光沢は概ね維持 | 表:70/30 以上/裏:90/10 以上 |
| 6 | EX-MT | 視認できる摩耗や印刷欠陥があるが、全体の見栄えを大きく損なわない。精査で軽い擦り傷が見えることも | (公式ページ上は個別数値の明記なし) |
| 5 | EX | 角にわずかな丸み。摩耗や印刷欠陥が分かりやすくなり、縁の削れがある場合も | (公式ページ上は個別数値の明記なし) |
| 4 | VG-EX | 角がやや丸いことがある。摩耗は目立つが“多すぎる”ほどではない。軽い擦り傷がある場合も | (公式ページ上は個別数値の明記なし) |
| 3 | VG | 角の丸みが明確。表面に摩耗が見え、軽い擦り傷があることがある | (公式ページ上は個別数値の明記なし) |
| 2 | Good | 角がさらに丸く、摩耗がよりはっきり。擦り傷・汚れ・シミ、光沢の削れがある場合も | (公式ページ上は個別数値の明記なし) |
| 1.5 | Fair | 角の摩耗が非常に強く、枠に及ぶ可能性がある | (公式ページ上は個別数値の明記なし) |
| 1 | Poor | 1.5に近いが、全体の見栄えが悪く深刻な欠陥がある | (公式ページ上は個別数値の明記なし) |
10〜7はセンタリングの数字が出てくるから、上位ほど“見た目のバランス”が話題になりやすいんですよね。
ラベルに出ることがある「0.5刻み」や「追加表記」
PSAの基準では、状況により**ハーフポイント(0.5点)**が付く場合があることも説明されています。また、カードに特定の要素があると、グレードに追加の表記(クオリファイヤ)が付くケースがある、といった情報も公開されています。
ハーフポイント(0.5)は“条件付きで付くことがある”
PSAでは「PSA2〜PSA9の各グレード内で最高位の品質」と判断された場合に、0.5が加点される可能性がある、とされています。ただし、常に付くものではないため、「出たらラッキー」くらいの捉え方が無難です。
クオリファイヤ(例:MK、MC、OCなど)
公式ページでは、書き込み跡(MK)やミスカット(MC)、オフセンター(OC)など、状態・特徴に応じた付記が紹介されています。このあたりはカード初心者ほど見落としやすいので、「ラベルの追加表記も含めて読める」と安心です。
PSA鑑定のメリット
PSA鑑定はトレカをより安心して持つ・守る・売るための手段のひとつです。鑑定に出すと手間や費用はかかりますが、うまく活用できればコレクションの満足度や売却時の納得感につながることもあります。
ここでは、PSA鑑定で得られやすい代表的なメリットを3つに分けて紹介します。
レアカードを“いい状態のまま残したい”人や、“価値を伝えて高く売りたい”人には向いてることが多いよ♪
真贋と評価が「第三者の根拠」になる
PSA鑑定のメリットは、カードの状態や真贋について、購入者・売却先に対して「第三者が判断した」という根拠を提示しやすくなる点です。オークションやフリマでは、画像や説明文だけで判断しなければならず、買う側は「本物かな?」「状態は本当に良いのかな?」という不安を持ちやすいものです。
PSA鑑定済みのカードにはラベルが付くため、カード情報や評価(グレード)を伝えやすく、取引時の説明負担が軽くなるケースがあります。結果として、購入検討者の不安が下がり、スムーズに売買が成立することもあります。
ただし、鑑定が“絶対”の保証だと誤解されないように、取引相手へは「PSAの判定に基づく評価です」と丁寧に伝えるのが無難です。
状態の評価だけじゃなくて、情報がまとまって提示できるのが“信用材料”になりやすいんだよね。
ホルダー封入で保管がラクになり、劣化リスクを下げやすい
PSA鑑定後のカードは専用ホルダーに封入された状態で戻ってくるため、保管面のメリットも出やすいです。
一般的には、以下のような観点でカードを守りやすくなります。
- 物理的な保護:スレ・折れ・圧力などのダメージを受けにくい
- 紫外線対策:日光や照明による色あせリスクを軽減しやすい
- 開封耐性:簡単に開けられない構造のため、管理がしやすい
特にコレクション用途だと、「触るたびに状態が不安」「スリーブ+ローダーの入れ替えが面倒」といった悩みが減るのが利点です。
ただし、ホルダーに入っていても“無敵”ではありません。高温多湿の環境、直射日光、落下・強い衝撃は避けたほうが安心です。保管場所は、湿気の少ない暗所やケース収納などが向いています。
評価が刺されば、未鑑定より高値になりやすい
PSA鑑定は、カードのコンディションを一定の基準で評価するため、状態の良さが伝わりやすくなります。トレカ市場では同じカードでも状態で価格差が出るため、評価が強いほど価格に反映されやすい傾向があります。
とくに最高評価(いわゆるPSA10)を狙えるカードは、相場の上振れが起きることもあります。
5倍以上の価値になることも♪
一方で、ここは注意点もあります。
グレードが思ったより伸びなかった場合、鑑定コスト(手数料・送料・納期)とのバランスで「未鑑定の美品として売ったほうが結果的に良かった」というケースもあり得ます。
また、売る場所によってはPSAの評価が十分に加味されないこともあります。
PSA10は強いけど、どこで売るかで値段が変わることもあるから、買取先や相場は事前に見ておくのが安全だね。
PSA鑑定のデメリット
PSA鑑定は、カードをケースに封入して評価(グレード)を付けてもらえるため、取引の安心感が増えたり、状態が良ければ価値が上がったりする可能性があります。とはいえ「出せば必ず得をする」というものではありません。費用や時間、相場変動、輸送リスクなど、見落としやすいポイントがいくつかあります。
「鑑定=勝ち確」と思って突っ込むと、あとで“想定外の出費”や“売り時のズレ”でモヤっとすることがあります。事前にデメリットを把握して、納得感のある判断をしたいところです。
想像以上にお金がかかることがある
PSA鑑定は1枚あたりの料金が発生し、選ぶサービスレベル(プラン)によって金額が大きく変わります。安価なプランでも数千円〜が目安になり、カードの申告価格が高いほど上位プランが必要になって料金も上がりやすいです。さらに、鑑定料金とは別に、発送・返送の送料や保険料が加わるケースもあります。
「数枚だけなら大丈夫」と思っても、複数枚まとめて出すと合計がそれなりの金額になるので、最初に“総額”で考えるのが現実的です。
料金は“プラン+周辺コスト”で見るとズレにくい
料金表だけ見ていると、つい「鑑定料=支払う金額」と捉えがちです。ただ実際は、梱包材の準備や配送方法、保険の付け方でコストが変わります。鑑定に出す枚数が増えるほど、当然トータルは増えます。
申告価格は低く申告しても得になりにくい
PSAの仕組み上、カードの価値(申告価格)と選ぶサービスレベルはセットで考える必要があります。意図的に低く申告した場合、鑑定後に適正な料金へ調整される可能性があるため、「ズルして安く済ませる」ような考え方は基本的にリスクが高いです。
「え、結局あとから追加で払うこともあるの?」ってなると地味に痛いよね。最初から“適正ライン”で組む方が気持ちがラクかも。
待ち時間が長く、売りたいタイミングを逃しやすい
PSA鑑定は申し込んで終わりではなく、手元を離れている期間が発生します。サービスレベルによって差はありますが、短くても10日〜数週間、状況によってはさらに長引く可能性があります。急いで現金化したい人や、イベント・大会シーズンに合わせて売りたい人にとっては、これが大きなネックになります。
混雑時期は“想定より伸びる”前提で考える
鑑定依頼が集中するタイミングでは、目安よりも時間がかかることがあります。納期が読みにくいと、相場の山を逃してしまうこともあるので、「いつまでに売りたいか」が明確な場合は特に注意が必要です。
スピード優先なら他社鑑定も比較対象
PSA以外にも鑑定サービスはあり、納期や国内完結かどうかで体感スピードが変わります。PSAにこだわる理由が「最速で鑑定して売りたい」なのであれば、比較してから決めた方がズレにくいです。
※ただし、どの鑑定会社にも特徴があるため、「どこが絶対に正解」とは言い切れません。評価基準や市場での受け止められ方も含めて検討すると安心です。
鑑定中に相場が動き、得するとは限らない
カード相場は、需要と供給、環境の変化、トレンド、公式大会の結果、新商品の発売などで日々動きます。PSA鑑定を依頼している間に価格が上がることもありますが、逆に下がることもあり得ます。特に“高騰直後”は、落ち着くまでの反動が起きやすいので注意が必要です。
値動きが激しい時期は「鑑定=リスク増」になりやすい
新弾発売直後や大会シーズンは、関連カードが急に注目されて価格が跳ねることがあります。そのタイミングで鑑定に出すと、戻ってくる頃には熱が冷めている…というケースも考えられます。目的が「高値で売る」なら、相場が比較的落ち着いている局面を狙う方が無難です。
ルール変更・禁止改定は特に警戒
禁止・制限改定やルール変更が入ると、カードの評価が一気に変わることがあります。鑑定中に環境が変わると、想定していた売却戦略が崩れる可能性があるため、「今、何が価格を支えているのか」を確認しておくと判断しやすくなります。
(オリ研)“上がる未来”を前提に動くより、「下がったらどうする?」までセットで考えると、失敗しにくいです。
配送・鑑定工程で傷が付くリスクはゼロではない
鑑定サービスを使う以上、カードを発送し、鑑定を受け、返送されるという流れになります。その間に衝撃や圧力が加われば、傷・折れ・へこみなどのリスクが生まれます。確率は高くないとしても、カードの価値に直結するため、ここは軽視しない方がいいポイントです。
また、配送中のトラブルに関しては、鑑定会社側が一定の範囲で責任を負わない旨を示している場合もあります。最終的には自己防衛(梱包・記録・保険設計)が重要になります。
梱包は「固定」と「多層防御」が基本
スリーブに入れるだけでは不安が残るため、カードセイバー等の保護材を使い、箱の中で動かないように固定するのが現実的です。ダンボール内に緩衝材を詰めて、輸送中の揺れや衝撃を受けにくくすると安心です。
鑑定前に写真を撮っておくと、万が一の時に役立つ
もし返却後に状態の変化が疑われる場合、鑑定前の状態を示せる材料があると話が進めやすくなります。過度に不安を煽る必要はありませんが、心配性の人ほど“保険としての記録”を残しておくと気持ちがラクです。
PSA鑑定は「1枚だけでいくら?」値段を解説
PSA鑑定は「鑑定料だけ払えば終わり」ではなく
- 鑑定の基本料金(サービスレベル)
- 保険+送料
- 事務手数料
の3つが重なって最終金額が決まります。なので、1枚だけ出したい人ほど「最低料金」に目がいきがちですが、実際は申告価格(カードの想定価値)と枚数で支払いが動きます。
「とにかく1枚だけ試したい」「まとめて出したらどれくらい得か知りたい」という人向けに、枚数別の目安をわかりやすく整理していきます。
サービスレベル別:鑑定料金(1枚あたり)
(カードの申告価格=提出時に申告する想定価値の範囲でレベルが変わります)
| サービスレベル | 料金(1枚) | 申告価格(1枚) | 予定納期(目安) |
|---|---|---|---|
| バリュー・バルク | ¥2,980 | ~¥80,000 | 90営業日 |
| バリュー | ¥3,980 | ~¥80,000 | 45営業日 |
| バリュー・プラス | ¥6,980 | ~¥80,000 | 20営業日 |
| レギュラー | ¥9,980 | ¥80,001~¥250,000 | 10営業日 |
| XP | ¥16,980 | ¥250,001~¥400,000 | 10営業日 |
| スーパーXP | ¥32,980 | ¥400,001~¥750,000 | 10営業日 |
| WT | ¥65,980 | ¥750,001~¥1,500,000 | 10営業日 |
| プレミアム1 | ¥109,980 | ¥1,500,001~¥3,500,000 | 10営業日 |
| プレミアム2 | ¥219,980 | ¥3,500,001~¥7,000,000 | 10営業日 |
| プレミアム3 | ¥329,980 | ¥7,000,001~¥15,000,000 | 10営業日 |
| プレミアム5 | ¥549,980 | ¥15,000,001~¥25,000,000 | 10営業日 |
| プレミアム10 | ¥1,099,980 | ¥25,000,000以上 | 10営業日 |
保険・送料(申告価格の合計 × 枚数)
「申告価格の合計(注文全体)」と枚数帯で決まります。
| 申告価格の合計 | 1〜8枚 | 9〜25枚 | 26枚以上 |
|---|---|---|---|
| ~¥175,000 | ¥1,900 | ¥2,400 | 25円/枚加算 |
| ~¥1,000,000 | ¥3,400 | ¥3,900 | 25円/枚加算 |
| ~¥2,500,000 | ¥4,200 | ¥4,700 | 25円/枚加算 |
| ~¥4,500,000 | ¥4,900 | ¥5,400 | 50円/枚加算 |
| ~¥10,000,000 | ¥6,100 | ¥6,600 | 50円/枚加算 |
| ~¥15,000,000 | ¥6,900 | ¥7,400 | 50円/枚加算 |
| ~¥20,000,000 | ¥8,400 | ¥8,900 | 50円/枚加算 |
| ~¥30,000,000 | ¥12,500 | ¥12,900 | 50円/枚加算 |
| ¥30,000,000以上 | ¥13,600 | ¥14,200 | 50円/枚加算 |
事務手数料(固定)
事務手数料:¥550(1注文あたり)
PSA鑑定で支払うのはこの3点(ここを外すと計算がズレます)
PSA鑑定の費用は、ざっくりこの3つです。
- 鑑定料金:サービスレベルで決まる“本体価格”
- 保険料・送料:枚数と申告価格で変動(セット扱い)
- 事務手数料:サービスレベルに関係なく一定額
ここを押さえておくと、「バリューが安いから…」と選んだのに、送料や手数料で思ったより高くなる事故が減ります。
“鑑定料だけ”で比較すると、だいたい見積もり外します。合計で見たほうが後悔しにくいです。
1枚だけ出すときの最低ラインは「6,430円」
1枚提出でいちばん現実的に使われやすいのは、申告価格が8万円以下で選べるバリュー系です。
この条件だと、合計の最低ラインは約6,430円が目安になります(鑑定料金+保険・送料+事務手数料の合算)。
内訳(最安ケース)
- 鑑定料金:バリュー 3,980円/枚(申告価格:8万円以下)
- 保険・送料:1,900円(申告価格の合計が~175,000円、1〜8枚)
- 事務手数料:550円(注文ごと)
合計:3,980 + 1,900 + 550 = 6,430円
「1枚だけでもバルク(大量提出の安いプラン)を使えるのでは?」と思う人もいますが、バルクは一定枚数以上が前提のことが多く、1枚提出では基本的に対象外になりがちです。
1枚提出が向いているのはこんなケース
- 初めてで流れを掴みたい(梱包・申告価格・返送までの一連を体験したい)
- “高騰中のカード”ではなく、相場が比較的落ち着いているカード
- PSA10狙いというより、まずは真贋・状態確認を重視したい
反対に、「PSA10になったら高い」タイプのカードは、申告価格に合わせて上位サービスを選ぶ必要が出やすく、1枚でもコストが跳ねる可能性があります。
枚数で効いてくるのは「送料・保険の割り勘」
PSA鑑定は、鑑定料金(サービスレベル)だけでなく、保険・送料と**事務手数料(550円)**が上乗せされます。ここで枚数を増やすメリットになりやすいのが、保険・送料を複数枚で分けられる点です。
ただし、保険・送料は「枚数が増えれば必ず安くなる」ではなく、枚数帯(1〜8枚/9〜25枚/26枚以上)と、申告価格の合計で変わります。さらに、26枚以上は1枚ごとに加算が入るため、“右肩下がりでお得”とは限りません。
“まとめて出せば絶対得”って思いがちですが、送料テーブルが枚数帯で切り替わるので、合計で見積もるのが安全です。
1〜8枚は「少量提出の基準帯」1枚あたりは割高になりやすい
1〜8枚は、保険・送料がセットで一定額乗る帯です。少量だと、どうしても1枚あたりの負担が大きく感じやすいです。
たとえば申告価格の合計が**〜175,000円なら、保険・送料は1,900円**。ここに事務手数料550円も固定で乗ります。
「まず1枚だけ試す」という場合は、この帯がいちばん計算しやすいです。
9〜25枚は「分散効果」が出やすいけど、高額カードを混ぜると読みにくい
9〜25枚になると、同じ申告価格帯でも保険・送料が別テーブルになるため、**“送料を割り勘して得した感”**が出やすいです。
ただし注意点として、申告価格の合計が上がると保険・送料も上がるので、高額カードを数枚混ぜただけで、思ったより安くならないことがあります。
「安いカードをたくさん+高いカードを数枚」みたいな組み合わせのときほど、提出前の計算が大事です。
26枚以上は“加算”があるので、枚数だけで突っ込むのは危険
26枚以上は、保険・送料が「固定」ではなく、1枚につき25円または50円の加算が入る帯があります。
そのため「枚数を増やしたのに、思ったほど単価が下がらない」ケースも普通に起こります。
一方で、20枚以上まとめられるなら、鑑定料金が安い**バリュー・バルク(1枚2,980円/20枚以上)**を使える可能性が出てきます。うまく条件が噛み合えば、鑑定料金側が下がって合計が整うこともあります。
“大量=いつでも最安”じゃないよ。26枚以上は加算があるから、送料込みの合計で計算するのが安心!
PSA10を意識すると費用が上がりやすいのは「申告価格」が動くから
PSA鑑定は、提出時にカードの価値を申告価格として申告し、その価格帯に合うサービスレベルを選びます。PSA10を狙うカードは、結果的に市場価値が高くなりやすいため、申告価格も上がりやすく、選べる(選ぶべき)サービスレベルが上がって鑑定料金が増える流れになりがちです。
ただし、「PSA10になりそう=必ず高額」というわけではありません。タイトルや相場によっては、PSA10でも価格がそこまで高くないカードもあります。断定しすぎず、**“相場次第で上がりやすい”**くらいの表現が安全です。
PSA10前提の費用レンジは「最安6,430円〜」上限は申告価格次第で広い
現行の料金体系で、1枚提出の“最低ライン”は、条件が合えば6,430円が目安になります。
- バリュー(1枚 3,980円/申告価格〜80,000円)
- 保険・送料(例:申告価格合計〜175,000円・1〜8枚で 1,900円)
- 事務手数料(注文ごと 550円)
→ 合計 6,430円
一方で上限側は「31,100円で止まる」ではなく、申告価格に合わせてサービスレベルが上がるので、数万円〜さらに上まで広がります。
例として、申告価格が上がって**スーパーXP(1枚32,980円)**を使うケースだと、保険・送料(申告価格合計〜1,000,000円なら3,400円など)+手数料も乗り、合計3万円台後半になることもあります。
さらに高額帯(WTやプレミアム系)に入ると、当然もっと上がります。
“PSA10で高く売れそう”は魅力ですが、申告価格が上がると鑑定料も上がるので、期待値とコストをセットで見るのがコツです。
PSA鑑定の納期が不安な人へ|「帰ってこない」と感じる前に確認したいこと
PSA鑑定は「申し込んだのに音沙汰がない」「想像より長い」と感じやすいサービスです。ただ、いきなりトラブルと決めつけるより、**“納期の数え方”と“今どこで止まって見えるのか”**を切り分けると、落ち着いて判断できます。
特にPSA Japanでは、**予定納期のカウント開始が「スキャンされた時点」で、配送して到着してもすぐ反映されないことがあります。加えて、公式ページ上でもマイオーダー反映までの目安が「3週間程度」**と案内されています。
つまり「到着→すぐ10日で戻る」とは限らないので、まずはここを前提として押さえるのが安心です。
PSA鑑定にかかる時間の目安は「10〜90営業日」
最新のPSA Japan公式案内では、サービスレベルごとの予定納期は以下が目安です。
- バリュー・バルク(20枚以上):90営業日(約18週間)
- バリュー:45営業日(約9週間)
- バリュー・プラス:20営業日(約4週間)
- レギュラー以上:10営業日(約2週間)
「“遅い=事故”じゃないです。まずは営業日表記と、スキャン開始のルールを知っておくと不安が減ります!」
納期はサービスレベルで決まる|最短は10営業日、ただし条件あり
最短クラス(10営業日)は、レギュラー以上の上位サービスに並びます。一方で、コスト面は上がりやすく、また申告価格の条件も付きます。
- レギュラー:申告価格 80,001〜250,000円/10営業日
- XP:申告価格 250,001〜400,000円/10営業日
- スーパーXP:申告価格 400,001〜750,000円/10営業日
- WT、プレミアム各種も基本は10営業日(高額帯の枠)
「早くしたい=上位を選ぶ」だけでなく、そのカードの申告価格帯で選べるプランが変わる点もセットで見ておくと、申し込み後のモヤモヤが減ります。
申告価格の分かれ目は「8万円」になりやすい
PSA Japanの公式ページでは、バリュー系(バリュー/バリュー・プラス/バリュー・バルク)は申告価格80,000円以下、レギュラーは80,001円以上の枠になっています。
ここが理由で、
- 8万円以下:最短でもバリュー・プラス(20営業日)になりやすい
- 8万円超:レギュラー以上(10営業日)を選べる
という整理がしやすいです。
「帰ってこない」と感じやすい“時間のズレ”はここ
体感として不安が増えるのは、だいたい次の2つの“ズレ”です。
- マイオーダー反映までに時間がかかる
PSA側でも、到着からマイオーダー反映・受付完了メールまで通常より時間がかかっていると案内されています(目安3週間程度)。 - 納期カウントは「スキャン後」から始まる
サービスレベルの予定納期は、施設でスキャンされた時点からカウント開始です。到着直後から日数が進むわけではないので、ここで“止まって見える”ことがあります。
“進捗がゼロに見える期間”があっても、実は受付処理中だったりします。追跡番号→マイオーダー反映の順で見ると安心だよ〜
バリュー・バルクは「90営業日」に変更済み(2025年10月改定)
「以前はもっと短かったはず」と感じる場合、制度改定に当たっているかもしれません。PSA Japanは2025年10月1日以降の申込から、バリュー・バルクの予定納期を65営業日→90営業日に変更しています。
この改定があるため、古い記事やSNSの情報だけで判断すると、実際の待ち時間とズレやすいです。
PSA鑑定が「帰ってこない」と感じたときの対処法(無駄のない順番)
不安になったら、次の順で確認すると最短で状況整理できます。
- 配送業者の追跡で「到着済み」か確認(まずここ)
- PSA公式のマイオーダーで反映・ステータス確認
- 反映後、**スキャン開始(ここから納期カウント)**を前提に待つ
- 明らかに長期で動きがない/手続き停止が疑わしい場合は、
- 直接申し込み:PSAへ
- 代行利用:まず代行へ(管理番号・発送状況の確認が早い)
という順で問い合わせるのがスムーズです。
PSA鑑定を日本から出す最新の流れ(オンライン申込〜発送まで)
PSA鑑定(PSA Japan経由)は、基本的にオンライン申込センターで手続きを作り、指定の手順どおりにカードを梱包して送るだけです。手順自体はシンプルですが、最近は「提出ルール(梱包資材やカードの並べ方)」が明文化されていて、ここを外すと手戻りや追加費用につながることがあります。
PSA公式の案内に沿って、初めての人でも迷いにくい形にまとめました。
事前準備(最初に揃えるもの・知っておくこと)
申し込みを始める前に、最低限ここだけ押さえるとスムーズです。
- 申込はオンラインのみ(紙の申込書を郵送して開始する方式ではありません)
- 梱包は原則としてCard Saver I(または同等の半硬質ホルダー)+ソフトスリーブが前提です
- 透明袋に入った“未開封状態”のままではグレーディングできないため、基本は袋から出して提出します
最初に「提出できる状態か(袋のままNGなど)」だけ確認しておくと、あとで焦らずに済みますよ。
申込センターでアカウント作成→新規申込を開始
まずPSAのオンライン申込センターにログインし、はじめてならアカウントを作成します。ログイン後に新規申込を進め、提出内容(グレーディング等)を設定していく流れです。
サービスレベルは「申告価格」と「混雑による変動」を前提に選ぶ
サービスレベルは、**申告価格(Declared Value)**や希望スピードで変わります。ここで大事なのは、納期は“目安”で、状況によって変わり得るという点です。公式も、納期予定が保証ではなく、申込量などで変動する可能性を明記しています。
また、直近でも一部サービスレベルの料金・予定納期が改定されています。古い比較表だけで決めるとズレるので、申込直前に公式の最新情報を確認してから選ぶのが安全です。
料金も納期も“固定”じゃないんだね。申し込む直前に公式を見ておくのが確実!
アイテム登録は「候補の取り違え」を防ぐのが最優先
カード情報の入力は、検索で候補を出して選ぶ形になることが多いです。ここはスピードより正確さが大事で、特に同名カードが多いタイトルは、**年・カード番号・セット(シリーズ)**まで合わせて確認するのがおすすめです。
ミスを減らすコツ
- 1枚ずつ登録して、最後に枚数と申告価格の合計を見直す
- 似たカードが多い場合は、型番や番号で絞り込む
- 不安なら、確定前に手元のカード情報をもう一度照合する
返送先・支払い情報の入力(表記は“間違いにくい形”で)
すべてのアイテム登録が終わったら、返送先住所と支払い方法を設定します。ここは入力ミスが起きやすいので、住所は郵便番号から整える、氏名はローマ字欄がある場合は画面の指示どおりに入力する、など“迷いにくい順番”で進めると安全です。
「注文確認ページ」と「提出用IDラベル」の印刷が必須
オンライン申込が完了したら、注文確認ページと提出用IDラベルを印刷します。PSAの案内では、注文確認ページは3部のうち2部を同梱し、1部は控えとして保管する形が示されています。
印刷は後回しにすると詰まります。申し込みが終わったら、そのまま印刷まで一気にやっちゃうのがラクです。
梱包は“指定資材”と“並べる順番”で差が出る
PSA提出で一番トラブルが起きやすいのが梱包です。ポイントは2つで、(1)指定資材、(2)カードの順番です。
(1)資材ルール(重要)
- 基本はソフトスリーブ→Card Saver I(または同等の半硬質ホルダー)
- トップローダー/ハードアクリル/ねじ込み式ホルダーでの提出は、現状受け付けない旨が案内されています(例外として厚いカードはトップローダー等の指定があるため、カード種別で判断が必要です)
- 二重スリーブ不要で、逆に“不可”とされる提出方法(ジャストサイズ、硬いデッキシールド系、横入れ、カラースリーブ、OPP袋など)も明記されています
- 未開封の透明袋のままでは鑑定できないため、原則として袋から出して提出します
(2)カードの順番(見落とし注意)
梱包時は、注文確認ページに記載された順番どおりにカードを並べるよう案内されています。順序が違うと、注文に対して5%のサービス料が発生し、処理が遅くなる可能性があるとされています。
発送は「追跡あり」を基本に。到着後の確認方法も押さえる
発送方法は、基本的に追跡できる手段が無難です。荷物が到着すると、状況によっては到着通知メールが送られ、さらにシステムに入力されるとアカウントの注文画面で進捗を確認できると案内されています(通知は混雑で遅れる場合があります)。
送った後も“注文画面で進捗が見られる”のは安心だね。通知が遅れることもあるなら、焦らずチェックしよ。
PSA鑑定:よくある質問10選(Q&A)
まとめ:PSA鑑定は「得する人・損しやすい人」が分かれる
PSA鑑定は、カードの状態を第三者が評価してくれるので価値の見える化につながりやすく、コレクションの保護や売却時の信頼性アップが期待できます。一方で、鑑定料金に加えて送料や保険などの周辺コストがかかったり、戻ってくるまで待ち時間が発生したりするのはデメリットです。鑑定中に相場が動いて、想定より利益が出にくくなる可能性もあります。
高額カードほど費用も上がりやすいから、「出すカードの選び方」がめっちゃ大事だね。
1枚だけでも依頼はできますが、最終的な負担は“鑑定料金+周辺費用”で見積もるのが安心です。
また、カードがなかなか帰ってこないときは、提出状況の確認(受付・進行ステータス)→配送情報のチェック→必要なら公式窓口へ問い合わせの順で落ち着いて対応しましょう。
PSA10が狙えるカードは魅力だけど、PSA9以下だと「コスト負け」になることもあるから慎重にね♪
結局のところ、「高く売りたい」「状態を長くきれいに残したい」など目的がはっきりしている人ほど相性がいいです。メリット・デメリットを理解したうえで、自分が納得できる形で鑑定・保管・売却を進めていきましょう。














